生活排水処理推進大会
〜和歌山県の排水処理を考える〜


和歌山県環境整備事業協同組合

理事長 吉村英夫


 まず、始めに「生活排水処理推進大会」を、ここ和歌山の地で開催するにあたりまして、ご後援、ご協力を賜りました全ての皆様方に心から感謝申し上げます。
 国や地方の財政が逼迫する中にあって、私達の業界の使命である生活環境を守ることは勿論のこととして、効率的な、合理的な生活排水処理を提言していくことも重要であると考えます。
 私たちは今、和歌山の地形的な特長から多くの費用を要する画一的な下水道事業が適切なのか、小型合併処理浄化槽とを組み合わせた事業推進ではどうなるのか、いわゆるミックス事業についてチームを組んで試算をしております。
 また、下水道経営は市町村の財政を総じて圧迫しております。これについても、和歌山県内の下水道経営の資料をまとめております。そこから見えてくる和歌山県の生活排水処理のあり方について、これらの資料や提言をまとめ、実現に向け努力していく所存です。
 一方、平成17年国会で成立した浄化槽法改正は、浄化槽に対する不信感を払拭し、恒久施設として社会的認知を得られるように関係諸団体に対し、一層の努力を求めるものであります。浄化槽設置者に分かりやすく簡便な維持管理のシステムを構築するため、(社)和歌山県水質保全センター、(社)和歌山県浄化そう協会など関係業界の皆さんと協議を重ねております。特に、設置者に分かりにくく、複雑な保守点検、清掃、法定検査の契約を一度にできる簡便な一括契約システムを立ち上げ、推進していくよう計画しております。
 また、システムの構築と同時に、私たち業界に対する、より厳しいルールは重要であり、私たちの望むところであります。厳しいルールの下で、実直で丁寧な業務の遂行は当然の事であります。業界関係者一同、社会的要請に応えるべく邁進して行く所存です。
 今大会がご出席いただいた各市町村のこれからの生活排水処理計画の策定にあたり、お役に立つことが出来れば幸甚です。



主催:全国環境整備事業協同組合連合会
全国環整連東海・近畿地区協議会
担当:和歌山県環境整備事業協同組合
後援:和歌山県・和歌山市・和歌山県市長会・和歌山県町村会
日時:平成17年11月18日(金)午後1時〜午後4時45分
会場:ホテルグランヴィア和歌山
参加者:国会議員、県議会議員、市議会議員、県知事、市長、県・市町村の行政責任者及び担当者、
業界関係者
約450名
開会挨拶:和歌山県環境整備事業協同組合 理事長 吉村英夫
来賓祝辞:
環境大臣小池百合子 様
経済産業大臣二階俊博 様
和歌山県知事木村良樹 様
和歌山市長大橋建一 様
講演: 演題 「行政と業界のあるべき姿
  全国環境整備事業協同組合連合会会長
  玉川福和 様

演題 「下水道経営に関する留意事項等について
  国土交通省都市・地域整備局下水道管理指導室長
  早川雅章 様

演題 「汚水処理整備事業の財政措置とその運用について
  環境大臣官房廃棄物・リサイクル対策部浄化槽推進室長   松原徳和 様

演題 「地方行政の今後のあり方について
  元経済企画庁長官・福山大学教授・「民権塾」主宰
  田中秀征 様

閉会挨拶:和歌山県環境整備事業協同組合 副理事長 竹内英門



 本大会はこれからの和歌山県の生活排水処理システムを考える時、財政的な状況や地理的、地形的条件を踏まえて画一的な下水道と浄化槽を活用した合理的、効率的な生活排水処理システムを比較し、今後の和歌山県の生活排水処理のあり方について検討することを目的とし開催された。


大会では吉村理事長が大会に出席していただいた和歌山県知事、和歌山市長をはじめ県内の多くの議員関係者や行政担当者の方々、また全国からご参加いただいた環整連関係者の皆さんに心からの謝意を述べるとともに本大会の目的である浄化槽の生活排水処理施設としての重要な役割とその維持管理システムに課せられた大きな責任について関係業界の方々と確固としたシステムを構築し丁寧な業務の遂行を決意している旨の開会の挨拶をしました。

■■■■

 講演では環整連会長玉川福和氏が「行政と業界のあるべき姿」を題として下水道事業の財政的な問題点を指摘するとともに、国策として浄化槽の活用を推進し、合理的、効率的な生活排水処理システムを採用すべきであるという提言をされました。

■■■■

 続いて下水道経営に関する留意事項等について」をテーマに国土交通省都市・地域整備局下水道管理指導室長の早川氏より全国の下水道経営の実態と今後の市町村の下水道経営における使用料についての算出方法やそうした情報の開示の必要性について講演をいただきました。また環境大臣官房廃棄物・リサイクル対策部浄化槽推進室長の松原徳和氏より「汚水処理整備事業の財政措置とその運用について」を題に浄化槽の汚泥処理施設として位置づけ、普及促進していくための市町村の予算措置のための環境省の財政措置と今後の予算などの運用について講演いただきました。

■■■■

 最後に元経済企画庁長官・福山大学教授・「民権塾」主宰 田中秀征氏より「地方行政の今後のあり方について」をテーマに小泉改革やその推移、またこれからの改革の行方についてウラ話を含めて、田中氏の小泉像を語っていただきました。
 最後の当組合副理事長竹内英門よりご出席いただいた皆様にお礼を申し上げ今後とも当組合に対するご支援、ご協力をお願い申し上げる閉会の挨拶があり大会は無事盛会裏に終了した。





 
(C)2010 和歌山県環境整備事業協同組合